ABOUT

大学時代、モンゴル語とその周辺文化を学びました。
そして、2000年に知り合ったモンゴル国のホストファミリーやたくさんの方々に、
土地や文化を傷つけずに恩返しする方法をずっと探してきました。

答えは、絶えず繰り返される生活の中で、ずっと残ってきたものの中にありました。
厳しい自然環境の地で衣食住を支えてきたもの、それは人々の知恵と家畜です。

広大なモンゴル、土地によって家畜の頭数に違いこそあれ、
羊、ヤギ、馬、牛、ラクダ、そしてヤク、
それらの恵みを余すことなく使います。

ゲル(家)を守るフェルト、着る物、履物、敷物、縒りをかけて作る紐や縄、
あらゆるところに家畜の毛は使われています。

日本人の繊細さとは違う、大らかさ、ワイルドさを商品にねじり込みつつ、
小さな工房や個人の作家さん、工場から、
現地パートナーを通して届けてもらっています。

そして、日本の羊毛作家さんからは、可愛い雑貨が届きます。
全てではありませんが、モンゴル羊毛を使っていただいています。
普段様々な国の羊毛に触れる作家さんには、モンゴル羊毛はどう感じられるだろう、
という素朴な疑問から始まりました(フェルト化が早い、というのが共通のご感想です)。

ここにご紹介する商品が、皆様の中にある日々への想いと共鳴し、
豊かな出会いとなります事を心から願っています。

商品のほとんどが、現地の女性による手しごとです。
ほっとする喜び、温かさ、モンゴルからのささやかな贈り物です。